自営業で休業損害が問題となった事例

事件の内容

事故の前年は職場の移転があり、例年と比べ売上げが少なかったという事案です。

結果

先方保険会社の提示からある程度増額させることができました。

解決までの期間

1年2か月

 

主な争点

 休業損害が認められるかどうかが問題となりました。

弁護士のコメント

休業損害は、自営業の場合には、事故の前年度の確定申告書を基準に算定することとなります。
本件では、事故の前年度に職場を引っ越しして、お客さんを一から開拓しなければならなくなったため、一時的に売上げが落ちていました。そこで、先方保険会社には、事故の前年度だけでなく、その前後の年度の確定申告書を提出しつつ、他の年度の売上げも踏まえた休業損害額を提示しました。粘り強く交渉した結果、先方保険会社は、当方の主張の一部を認めてくれ、示談を成立させることができました。
なお、示談までに時間がかかっているのは、当方から先方に提示すべき資料の準備に時間がかかったからです。本件では確定申告書の提出が必要となりましたが、本件に限らず依頼者の多くは確定申告書をきちんと準備することができません。控え印がないものや、損益計算書がついていなかったりすると提出すべき資料としては不完全なので、交渉を進めることができません。その結果、事件解決までの時間もかかってしまいます。

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取手駅前法律事務所

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