増築及びリフォームの代金を、工事の不具合を理由に減額させた事例

 

事件の内容

建築業者に増築とリフォームを依頼したところ、様々な不具合が生じたため代金の支払いを拒否していたという事案です。先方が訴訟提起をしてきたため、訴訟の中で、不具合の具体的な内容を主張しました。

結果

300万円の請求に対し、約180万円まで減額して和解を成立させることができました。

解決までの期間

1年6か月

 

主な争点

工事の不具合の有無が問題となりました。

弁護士のコメント

工事を施工したのは東日本大震災よりも前でした。施工当時から、依頼者は建築業者に対し、工事の不具合について何度も抗議をしていましたが、その全ては聞き入れられない状況でした。
依頼者は、工事の不備について、専門業者に意見書を書いてもらっていましたので、これをもとに工事の不具合を主張していきました。ただ、その意見書が簡易なものであり証拠としては若干弱かったのでとても苦労しました。施工当時の状態をきちんと写真に収めておいたり、当時の状況に基づく意見書(きちんとした内容のもの)を確保しておかないと有利に進めることはできないと思ってください。建築紛争に限ったことではありませんが、とても重要なことです。本件では、震災による影響も否定できないと裁判所に言われてしまい、それを前提に和解せざるを得ませんでした。

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